映画「サンザシの樹の下で」を観ました。
2010年公開の中国映画です。監督は、「初恋のきた道」のチャン・イーモウ(張芸謀)氏です。文化大革命下の中国が、物語の舞台になります。実話だそうです。
ジンチュウ(チョウ・ドンユィ:周冬雨)は、農村学習で、シンピン村を訪れます。この村に地質調査隊で訪れていたスン(ショーン・ドウ:竇驍)と出会います。
シンピン村には、英雄の木と呼ばれる不思議な木があります。
”抗日革命烈士の流した血が、花の色を次第に赤く染め、いつしか真っ赤な花が咲くようになった”
という云われがあります。
このサンザシが、物語のキーワードになっています。
これって、セカチュー?ってみたいなシーンが満載です。
「世界の中心で、愛をさけぶ」が好きな方は、楽しめます。
サンザシは、赤い実が成りますが、通常は白い花が咲きます。 そもそも、赤い花が咲くということ自体、云われとはいえ、おかしなことです。
”石の標本を持ってきてた。都会の機関で調査したいって、仲間の発病を防ぎたい”
どうやら、病気の原因となるような鉱物が、発見されたようです。その後、サンザシの樹とその一帯は、ダム建設で水没します。
「小さな中国のお針子」が好きな方は、楽しめます。傷痕映画ともいえます。
「サンザシの樹の下で」は、純愛映画の王道を描いています。後々、余韻に浸れる映画です。私は、吹き替え版で楽しみました。ジンチュウ役の声は、三ツ木勇気さんです。「私を離さなないで」のキャシー役の声優さんです。はまり声です。
チョウ・ドンユィ(周冬雨) TCエンタテインメント 2012-01-11
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