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第4回 IIJmioの中の人とお話しする会 に行ってきました。

 2014年8月2日開催の”IIJmioの中の人とお話しする会”に行ってきました。

 今回で第4回目となる"中の人とお話しする会"は、毎回楽しみにしているイベントです。会場は東京飯田橋です。前回とは会場が変わりました。飯田橋グラン・ブルームは工事中で新品の匂いがします。



 夏らしく内輪?の会だけに、IIJmioのうちわです。毎回、ノベルティに凝ってます。木製で扇ぐとしっかり木の香りがします。これは風雅を感じます。
 また、会場にはSIMフリー機が展示されています。先日発表されたLG G2miniや、
 HuawelのAscend G6などです。これらはIIJが問屋的な機能を果たして、提供される端末になります。もちろん技適通過済です。

みおふぉん教室

 スピーカーは堂前さんです。中の人とお話しする会は、マニア受けするテーマとニッチな質問が飛び交うのですが、今回は我々も反省してということで、初心者向きのお話から始まりました。本題は”みおふぉんでスマホ代を安くする”です。
 ドコモの単身者のモデルケースです。ドコモは月額5743円のスマートフォン利用料金が、2014年8月以降6500円になります。2年利用したときの料金で、ざっと総額156,000円になります。このなかには、通話代と端末代が月々サポートという形で含まれています。その意味では、けっして高いとは言い切れませんが、安くはないお値段です。ただ、困るのは一度選択すると、契約に縛られ、節約する余地がほとんどないことです。
 それが、IIJmioのみおふぉんにすると、スマートフォンの月額が1600円+通話料になります。通話の基本料金と通話料、1GBのパケット定額料金というシンプルな契約になります。
 ただし、端末が含まれていないので、自力で調達することになります。

  • 「SIMフリー」スマートフォンを購入
  • 中古ショップでdocomoのスマートフォンを購入
  • 家族が以前使っていたdocomoのスマートフォンを再利用

これらが、現実的な入手方法になります。会場に展示されていたLG G2miniやHuawel Ascend G6など、3万円~入手可能です。海外のショップからの個人輸入や現地で購入する場合、技適マークが表示される端末になります。
 端末と通信をあわせて契約するキャリア販売とは、異なる販売スタイルになります。サポートは、通信に関してはIIJ、端末はメーカーやドコモになります。中古端末でも、過去にドコモから販売した端末であれば、サポートの対象になります。
 端末の購入と通信契約を分離することで、通信プランに選択肢が生まれ、利用料金を低く抑えることが可能です。また、気に入った端末や今ひとつな端末も、2年の契約期間を待たずして、ユーザーの都合で買い換えることができます。市場が成熟化してきて、選択肢ができるというのは、大変良いことです。

みおふぉんでVoLTE端末は使えるの?

 スピーカーは宮本さんです。VoLTEは2014年6月からスタートしたドコモのサービスです。従来の音声通話300Hz~3.4KHzの周波数帯域が、VoLTEは50Hz~7KHzになります。一般的なVoIPサービスと比べ、電話サービスの品質が高いのが特徴です。

VoLTE(ボルテ) | エリア | NTTドコモ : 


 利用可能な端末はドコモから発売されている対応端末になります。アンテナピクトはLTEで、VoLTEで通話したときに、高品質HDが表示されます。みおふぉんはVoLTEが利用可能です。
 残念ながらビデオコールは利用できません。これは、何かドコモの独自仕様がありそうです。
 設定でVoLTEを非対応にすることができます。通話モード設定で可能です。ドコモファームに独自に実装された設定機能になります。今後、SIMフリーのiPhoneやNexusシリーズで利用できるサービス規格かどうか分かりません。

List of Smartphones using HD Voice - Wikipedia, the free encyclopedia : 


 通信モードがVoLTE/3Gの場合、データ通信はIPv6で行われています。
 まとめです。みおふぉんはVoLTEが利用可能になりますが、ビデオコールは不可です。特に設定しなくても、対応端末であれば動作します。現状、VoLTEを享受するには、相手と利用環境を合わせる必要があります。ビデオコールはどれだけニーズがあるか分かりませんが、ドコモの対応端末同士でなければ利用できないのなら、あまりデメリットとは感じられません。VoLTEは普及してなんぼの代物かなと思います。

MVNOの事業法を巡る最新動向

 スピーカーは佐々木さんです。MVNO事業法を巡る最新動向ということで、ここでいう事業法とは、電気通信事業法です。IIJは事業者団体のテレコムサービス協会(テレサ協)のMVNO委員会の会員です。MVNO委員会は様々な政策提言を行っています。
 先日、投票で「しむし」が決まったMVNOフォーラム2.0もテレコムサービス協会が主催です。ゆるキャラは流行りです。同様なイベントをまた企画しているそうです。

MVNO2.0 フォーラムに行ってきました。 | サイゴンのうさぎ : 


 気になるのがSIMロック解除の動向です。対応周波数帯を始めとして、動作確認の情報はこれから必須になります。auの3G機は音声がCDMA方式のため、ドコモ系MVNO SIMカードでは音声通話ができません。au系のMVNO SIMカードを利用することになります。ただ、このSIMロック解除の義務化、大変結構なのですが、キャリアの対応いかんによっては、骨抜きになります。ドコモのテザリングは、隠しAPN「dcmtrg.ne.jp」が起動して、封じ込められているのは有名な話です。確かにSIMカードのネットワークロックは解除できますが、隠しAPNで新たにロックをかけるのは、もう勝手にしてくれという感じです。
 なかなか、議論が噛み合わず、まとめるのが、ということですが、数年前、ライフハック的に生まれたMVNO SIMカードも認知度が高まり、今後が期待されてきたのかなと思います。

嬉しいお土産 IIJmioみおふぉん 又は、IIJmioクーポンカード

嬉しいお土産は、IIJmioみおふぉんとIIJmioクーポンカード、いずれかが選択できるものでした。IIJmioクーポンカードはプリペイトのチャージクーポンです。番号がいただけ、期限までにチャージする必要があります。来場者は100名ほど来られたので、かなりの出費になりますが、ありがたいですよね。


今回で第4回になりました。初心者向けトークセッションは新境地です。新聞や女性誌といった媒体でプロモーションを展開しているとのことです。そこでは情報を加えるのではなく、減らしているそうです。口コミで「良いよ」と聞いても、「それじゃ」とはなりにくいもので、裏付けとなる情報が必要です。それが信頼度の高い新聞や雑誌であれば、購入の決め手となります。その逆もあります。異なる性質の媒体でアプローチするのは、なかなか考えているなと思いました。次回は秋ごろです。また是非参加したいと思います。

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