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Android 4.4 のadb(Android Debug Bridge)新機能 Screen Recording を使う。

 Android 4.4 KitKat の新機能、adb(Android Debug Bridge)の、Screen Recordingを、使ってみました。Screen Recordingは、端末のスクリーン動画をキャプチャーできる機能です。

環境

  • PC:Windows 7 64bit
  • Nexus 5:Android 4.4 KRT16M
  • Android SDK:API19

adb(Android Debug Bridge)

adbとは、Androidのデバッグ用の通信のことです。エミュレータや、シェルコマンド、ファイルの転送などが行えます。adbクライアントとadbサーバーから構成され、ポートが割り当てられます。以下が代表的なadbコマンドです。
adb devices:接続している端末を確認します。
adb install xxx.apk:apkファイルをインストールします。
adb push:PCから端末へファイルを転送します。
adb shell:shellを実行します。
adb reboot:端末を再起動させます。



手順

Android SDKのAPIレベルを、Android 4.4に対応したAPI19にアップデートします。Nexus 5とPCは、adbコマンドが実行できる状態です。Android SDKのplatform-toolsフォルダ内に、adb.exeがあるのを確認します。下記もご参考にしていただければと思います。

USBデバッグモードで接続します。
  • 「設定」→「開発者向けオプション」→「USBデバッグ」にチェックを入れ、デバッグモードでPCと接続します。開発者向けオプションはデフォルトでは非表示になっているので、「設定」→「端末情報」から「ビルド番号」を数回タップして、表示させます。
  • 「設定」→「ストレージ」→「USBでパソコンに接続」→「メディアデバイス(MTP)」と「カメラ(PTP)」のチェックを外します。

撮影内容によっては、タップ位置が分かりやすいように、「設定」→「開発者向けオプション」→「タップを表示」しておきます。
コマンドプロンプトを立ち上げ、以下のコマンド撮影開始です。
adb shell screenrecord /sdcard/demo.mp4

Ctrl+cで撮影を終了します。
sdcard内に撮影した動画ファイルが出来ました。
下記のコマンドで、撮影した動画ファイルを、端末からPCに移動できます。
adb pull /sdcard/demo.mp4



撮影した動画です。こうして、端末の動画撮影できるのは、面白いですね。できれば、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)か、アプリで欲しい機能です。
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