キャリアの帯域制限と同様、ドコモMVNOも帯域制限があります。利用状況としては、スマートフォンにSIMカードを挿入して、PCでのテザリングになります。固定回線などの主回線がない通信環境です。
BIGLOBE LTE・3G
直近72時間(3日間)の通信量の合計が以下を超えた場合、通信速度を制限することがあります。
スタンダードプラン : 1GB
ライトMプラン、ライトSプラン、エントリープラン : 360MB
BIGLOBEの場合、3日間で360MBを超えると、制限が実施されます。通信速度が128kbpsに制限されます。
帯域制御:BIGLOBE会員サポート :
普段と同様の使い方で、2日目には制限がかかりました。歩いている時や、電車に乗っているときにストリームで音楽を聞いて、家ではテザリングでPCを接続したりといった使い方です。
制限を受けると、128kbpsの帯域に速度低下します。スマートフォンで使うには、遅いなぁ程度です。PCのブラウジングは、かなりの厳しさを感じます。BIGLOBEのエントリープランは、1GBの高速化容量があります。使用した通信量は、低速に制限された状態でもカウントされます。規制が解除されても、月の使用容量は変わらず、リセットはされません。1GBを使い切ると、残りの月内は128kbpsで過ごすことになります。
IIJmio 高速モバイル/D
SIMカード毎に、クーポン残量がない、またはクーポンをOFFにしている状態(最大200kbpsでの通信時)で、3日あたりの通信量が以下の規定値を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。
3日あたりの通信量(最大200kbpsの通信時)366MB(300万パケット相当)
規制対象のプラン ミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプラン
IIJmioの規制は、クーポンをOFFにしている状態、低速時(200kbps)の3日あたりの通信量が366MBを超えた場合、規制の対象になります。
通信規制はありますか? :
しかしながら、この通信規制は高速化クーポンで解除されます。制限状態に入ったらクーポンオンで切り抜けることができます。
3日あたりの通信量が366MBの制限は、クーポンがある状態での通信(LTE/3G通信時)も含まれますか? :
OCNモバイルONE
1暦日ごとに通信容量を超えた場合、当月末日23時59分まで通信速度が送受信時最大200kbpsになります。
連続する3日間で366MB以上利用の場合、翌日終了まで他の回線に比べ通信が遅くなる場合があります。
御三家のなかで、制限が寛大なのは、OCNモバイルONEです。50MB/日コースでは、制限されても200kbpsです。一日ごとにリセットされるので、翌日には高速化通信が再び利用できます。
IIJとOCNの200kbpsは、バースト転送のあるIIJの方が、体感的にもプラシーボ的にも良い感じがします。制限を受ける前提で利用するなら、OCNに軍配が上がります。BIGLOBEの低速時128kbpsは、今どき流行らない速度です。ドコモMVNOをPC接続の用途で、メイン回線として使うのは厳しいですが、あえて使うならOCNモバイルONEです。ところで先日申し込んだWiMAXですが、契約が重ならないようにすると、タイミングによってはインターネット接続に空白期間が生じます。数日のことなので、スマートフォンのテザリングと公衆無線LANで乗り切るつもりでしたが、やはり帯域制限にかかりました。