現在、主流のキャリア販売は、定額のデータ通信契約と端末の割引施策が紐付けられています。月々サポートとか、毎月割とか呼ばれるものです。契約期間は24ヶ月の長期契約を結びます。通信契約をMVNOなど、他社にスイッチングすると、端末の割引がなくなったり、解約違約金が発生します。節約目的なら、満期を控えデータ通信契約を解除できる状態か、端末選びの段階で、通信契約と割引施策が結びついていない形にする必要があります。また、キャリアモデルには、通常、ネットワークロック(SIMロック)が掛けられています。ドコモ以外のキャリアから提供されている端末は、SIMロックを解除する必要があります。
そこで、利用しやすいのは、
- ドコモから販売された端末
- 白ロム端末は、赤ロムでない端末
- 海外端末は、技適を通過している端末
1.は、ドコモから販売された端末であれば、周波数帯やネットワークロックはあまり気にしなくても良いです。今使っている端末がドコモなら、そのまま使えます。ただし、2013年に発売されたiPhone 5Cと5Sは、MVNOはそのままでは使えません。
2.は、新古品、中古品など、セカンドマーケットの端末を物色する場合になります。白ロムとは、昔、SIMカードがカード式でなかった時代に、端末のロムに利用者の情報を書き込んでた頃の名残りです。この利用者の情報がない端末を、白ロム端末と呼んでいます。赤ロムとは、なんらかのトラブルで、利用が制限されている端末になります。これは、ネットワーク利用制限端末のデータベースで確認します。
3.は、海外端末の場合、外国の基準で適合性評価を受けた機器、CEマークやFCCマークが貼ってある機器であっても、国内法的には利用することができません。最近はシールではなく、電磁的表示が主流になってきています。日本発売を勘案して、表示されてたりもします。
さて、ここまで読んで、メンドクサと思った方も多いかと思います。現状、こうした面倒くささを乗り越えて、MVNOのサービスを享受します。以下、端末が入手しやすそうな代表的なお店です。
ドコモオンラインショップ
ドコモの割引にも色々あります。なかでも「ご愛顧割」は、データ通信契約と端末購入の紐付けしなくても利用できる割引施策です。在庫処分品によく適用されます。型落ちですが、当然新品で、上記のような面倒くささも考慮しなくて良いうえ、なにより安心安全です。ただ、皆そう考えているので、人気端末は熾烈な争いです。2012年の中華市場を席巻した日式Nexusは、5秒で在庫瞬殺でした。Nojima Online
Nojima Onlineでは、中古品やアウトレットを扱う部門があります。ソフマップも良いですが、Nojima Onlineは在庫が豊富です。ノジマは実店舗でも、やってくれることが多いのですが、ここも掘り出し物が結構あります。エコたん
ダイワンテレコム
エクスパンシス
海外端末の雄です。香港からの個人輸入になります。クリアランスモノやBストックモノは、掘り出し物があります。基本的には、SIMフリー機なのですが、対応周波数帯にはご注意です。購入希望時には、メールやチャットで日本人のスタッフの方とやりとりができます。
以前は、ドコモMVNO事業者は、日本通信ぐらいしありませんでしたが、最近はインターネットプロバイダーも複数参入して、競争が激しくなってきました。ユーザーにとってはありがたいことで、毎月の通信料金を節約できるのと、同時に、選択肢が増えてきました。ちなみに、私はNexus 4とIIJmioの組み合わせで使っています。購入は米国Google Play Storeでした。端末は、SIMフリー機なので、海外の現地SIMも使えます。もし、MVNOの通信サービスがなかったら、キャリアのSIMカードで使うしかないのですが、それだと、素直に実質?円のキャリアモデルを購入した方が、お値段的には最適化します。端末と通信サービスの組み合わせは、慎重に考えるべきかなと思います。