CyanogenMod installer をインストールしてみた。

CyanogenMod installerが、公開されて、中止されました。

CyanogenMod（サイアノジェンモッド）は、Android黎明期からある老舗カスタムロムです。ただ、アップデートが頻繁で、バージョン管理が面倒なのと、機能が使えるかどうか、インストールしてみないと分からないところがあり、普段使いのメイン機では運用しにくいのも事実です。インストーラーがあれば、そうした面倒もなくなり、久しぶりに使ってみようかと思っていました。

2013年11月12日に、CyanogenMod installerが、Google Play Storeで公開されました。2週間ほど経った11月27日には、公開中止となりました。Google Play's developer termsに、抵触したとの理由です。”encourages users to void their warranty” 保証が無効になる場合がある手段に、ユーザーを導くことは好ましくないというフィードバックだったようです。公開は中止されたものの、インストーラーアプリは、CyanogenModのサイトで配布しています。

CyanogenMod Installer Release | CyanogenMod
CyanogenMod Installer Application Removed from Play Store | CyanogenMod

環境

PC：Windows 7 64bit
端末：Nexus 4 Android 4.4 Rooted KRT16S

準備物

CyanogenMod installer（Android）：cyanogenmod.oneclick.apk
CyanogenMod installer（Windows）CMInstaller.msi

Download the CyanogenMod Installer Application
Download the CyanogenMod Windows Installer

CyanogenMod | Android Community Rom based on Jelly Bean

手順

「セキュリティ」→「提供不明のアプリ」にチェックを入れます。「cyanogenmod.oneclick.apk」を、ダウンロードして、インストールします。

CyanogenMod installerを起動します。

「開発者向けオプション」→「USBデバック」にチェックを入れ、デバックモードでPCに接続できるようにします。

PCに「CMInstaller.msi」をダウンロードして、インストールします。

CMInstallerが起動します。USBデバッグモードで接続するように、促されます。

Recoveryや、Operating Systemのダウンロードが始まります。結構長いです。

デバイスが認識されます。Your device:～に間違えがなければ、「Install」をクリックします。Factory Settingsで、ユーザーデータはリセットされます。

インストールが始まります。

このクルクル回るブート画面は、まさにCMです。

でました。CyanogenModです。Android 4.3.1ベースのCyanogenMod 10.2です。

Androidバージョン：Android 4.3.1
ベースバンド：M9615A-CEFWMAZM-2.0.1700.97
CyanogenModバージョン：10.2-20131114-SNAPSHOT-InstallerWPPQ46R-mako

CyanogenMod installerは、OTAの形式で最新バージョンが供給されたら、より便利です。CyanogenModは、当時、お世辞にも使い勝手が良いとは言えなかったAndroidの一隅を照らしていました。最近は標準ロムの機能が向上して、普通に使えるようになったため、出番が少なくなりましたが、あの独特のインターフェイスや、チューニングにはファンの方も多いかと思います。久しぶりに楽しんでみたいと思います。

Nexus 4 CyanogenMod 10.2 WIFIが掴めない。 | サイゴンのうさぎ