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スマートフォンを、WiMAXで1台持ち運用してみて。

 10日ほど、スマートフォンをWiMAXモバイルルータで、WIFI運用してみた感想です。

環境

  • Nexus 4:ドコモ FOMA 通話用SIMカード
  • WiMAX:Aterm WM3800R
  • エリア:都市部とその近郊

ドコモMVNOのSIMカードを、IIJmioから、OCNモバイルONEに切り替えました。ちょうど、旅行に行っていたこともあり、OCNモバイルONEが、お得に使える開通日まで、10日ほどタイムラグが発生しました。その間、WiMAXのモバイルルータを持ち歩き、WIFI運用しました。端末は、3Gが使えるNexus 4です。ドコモ通話用SIMカードを入れて、WIFI接続します。WiMAXのモバイルルータは、NEC Arerm WM3800Rです。



運用スタイル

スマートフォンは、上着のポケットのなかに入れ、WiMAXルータとモバイルバッテリーチャージャーは、鞄のなかに入れます。擬似的な1台持ちです。困ったのは、スマートフォンだけを持って、休憩やトイレなど、鞄から離れる時です。WIFIの出力電波範囲内であれば良いのですが、20~30m離れるとダメです。結局、ルータのケースにカラビナを付けて、腰からぶら下げるか、内ポケットに入れるようなスタイルになりました。タブレットなら、家とかカフェとかで、座って使うことが多く、あまり問題はないのですが、スマートフォンの場合、持ち歩くことが多いので、端末が自立して通信できる方が使いやすいです。

電波範囲

 活動範囲は、都市部や郊外といったこともあり、WiMAXの電波を捉えることができます。地下鉄でも、一部使えるようになりました。電車の走行中は、電波を捉えにくく、時々途切れるような感じでした。繋がらなかったのは、地下街に入ったときや、ショッピングセンター内にいるときでした。
 大きな建物内では電波は入りません。WiMAXの電波特性上、致し方なく、窓側とか入る場所に移動するしかありません。公衆無線LANと上手く補完関係が組めると、使い勝手は増すと思います。

通信速度

 通信速度は、平均すると5~7Mbpsです。当たり前ですが、ドコモMVNOの低速回線で運用するより快適です。従量制限を気にしなくても良いので、アプリのダウンロードやアップデートも普通にできるし、精神的にも安心です。

バッテリー

 問題となったのは、WiMAXモバイルルータのバッテリーです。Aterm WM3800Rは、普段10時間程度持つのですが、朝満タンでも夜遅いと、バッテリー切れになりました。スマートフォンは、3G/LTEのモバイル通信をしないため、バッテリーは余裕で持ちます。端末ごとのバッテリー管理は、面倒だと思いました。

ちなみに維持費は


今回は、10日ほどのお試しだったのですが、この運用スタイルの場合、キャリアの通話用プランと、WiMAXの月額費用で運用できます。

  • ガラケー:ドコモ FOMAバリュープランSS 980円
  • WiMAX:GMOくまぽんとくとくBB 1980円

WiMAXルータは、PCやタブレットも利用できるので、3000円程度に通信費全体を抑えることができます。

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昔、3Gの輻輳(ふくそう)が多発して、繋がりにくく、速度がでなかった時代には、通信速度が5Mbps前後のWiMAXは、ひとつの解決策でした。結局、慣れの問題もありますが、スマートフォンとモバイルルータのWiFI運用は使いにくいです。コンビニに行くときなど、ちょっとした外出には、スマートフォンを持って行きます。そのとき、ルータも連れていくのは面倒です。むしろ、最近はガラケーを家に置きっぱなしということがあり、固定電話のような存在になりつつあります。スマートフォンはドコモMVNOで使うのが、私にとって、最適な運用になります。


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