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第3回 IIJmioの中の人とお話しする会 に行ってきました。

今回で3回目となる「IIJmioの中の人とお話しする会」にいってきました。

 場所は、東京神保町です。前回同様、IIJmioのロゴ入りどら焼きがお出迎えです。これは嬉しいです。IIJmioの名物になりそうです。

てくろぐ: IIJmioの中の人とお話しする会 IIJmio meeting #3 参加者募集 : 
てくろぐ: スマホの通話サービス・IIJmioのこだわり・スピードテスト (IIJmio meeting #3資料公開) : 


会場では、OAタップをお借りすることができます。また、IIJクオリティの無線LANを利用することができます。いたれりつくせりです。

音声通話サービスのお話

 スピーカーは宮本さんです。2014年3月からスタートした音声通話オプションは、ドコモの音声通話のインフラを利用してます。音声サービスはドコモの仕様になっていて、独自のサービスを付加して、差別化するのは現状難しいとのことです。

  • 音声通話はドコモが提供するサービスインフラと同様。
  • 独自のサービスを提供するのは難しい。
  • LTE端末は、一旦3Gを経由し、CSフォールバックで接続する。

3.3 CSフォールバック機能標準化 | 企業情報 | NTTドコモ : 


ただ、現状の枠組みのなかでのお話で、以前、LTEのSMS(ショートメール)も枠組みがなかったことで、サービスが付加できませんでした。将来的には、無料通話など何らかの形で期待ができそうです。また、LINE電話をきっかけにして、電話の役割が今後変化していくのではないかということでした。

「クーポンOFF」でも手を抜かない。通信品質へのこだわり

スピーカーは佐々木さんです。通信品質は概ね好評なIIJmioですが、古参ユーザーには常識となっている12時~13時の通信のお話です。いわゆるパケ詰まり(速度の低下)です。「どうしたIIJmio!」といったところですが、IIJmioだけでなく、他社MVNOも同様です。昼休みの時間帯は通信のラッシュアワーで、輻輳(ふくそう)発生中です。
 これは、MNO側とMVNO側のネットワーク間にボトルネックが存在していることに起因します。スループットは、ボトルネックの能力に依存します。ボトルネックの能力を高め、解消を図れば良いのかというと、そう単純なものではありません。この帯域幅にMVNO事業者の接続料が発生しています。MVNOのトラフィックの特徴といえます。それでは、ボトルネックへの負荷を軽減するため、コンプレッション(圧縮)はというと、お客様の通信に手をつけるのは土管としてのポリシーに反するということです。ポンツーに聞かせてやりた…いや何でもありません。

ボトルネック - Wikipedia : 


 この表は、低速でも高速でも、トラフィックには変化がありません。MVNOのビジネスモデルは、通信従量がコストドライバーになります。つまり、通信速度はMVNO事業者にとって、コストドライバーとならないことを示しています。ドコモMVNOの仕組みを使った低価格なサービスを、ユーザーが享受するためには、パケット従量を節約する必要があり、従量が嵩む通信は他の手段を模索することになります。

スピードテストって何を測っているの?

 スピーカーは堂前さんです。みんな大好きスピードテストということですが、スピードテストはプロバイダーの通信品質を可視化するとき、よく使われているツールです。私もよく使っています。
 トラフィックは、端末や位置(基地局)、外部要因にも影響を受けます。Windows Updateのように、トラフィックが嵩むときは、インターネット全体が混雑をしています。また、IIJmioのようにバーストする通信の場合、バースト部分を含めた測定は時間や間隔で異なります。トラフィックデータの測定がしにくいということです。だからといって、日々使っているアプリがダメということではなく、Speedtest.netやRBB TODAY SPEED TESTは、簡便で分かりやすいところが利点です。
 バースト転送は、IIJmioの通信サービスの特徴のひとつです。低速時に、200kbpsの3秒分、75KBの通信量は速度制限を受けません。低速時のユーザー体験を向上させる工夫です。
 このバースト転送に向いているアプリケーションと不向きなアプリケーションがあります。向いているのは、転送量が比較的軽量でバースト中に転送が終了するようなサービスです。

  • Twitter
  • ブラウザでのWeb閲覧
  • LINE無料通話
  • LINEトーク
  • radiko.jp

Webサイトの閲覧は、ブラウザでテキストを読み込んだあと、タラッタラッと画像やCSS、JAVAスクリプトが読み込まれ、転送中数回バーストしています。LINE無料通話は、200kbpsに満たない帯域で通信が可能となっています。また、radikoは断続的にバーストしています。
一方、Pixivのような写真共有サイトは、画像データが比較的嵩張るので、不向きといえます。オンラインゲームのLord of Knightsでも、キャッシュを取得していない画像データは難しいです。

嬉しいお土産

今回、嬉しいお土産がありました。IIJmio音声通話パックです。SIM発行費用が無料になります。4月からMNPポートインができるようになり、これは試してみる価値ありです。MNPでメイン回線をポートインしても良いですし、サブ回線として、SMS対応SIMの拡張版としても活用できそうです。ドコモの音声通話定額も魅力的ですが、IIJmioへのポートインも悪くないです。嬉しいのと同時に悩ましいですね。


次回は夏頃ということです。人気のイベントで、MVNOサービスにご興味のある方は一度参加してみると、サービスへの理解が深まって楽しめます。次回も是非参加したいです。



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