SIMカードサイズと対応周波数帯
Nexus 4のSIMカードのサイズは、MicroサイズのSIMカードになります。対応周波数帯は、3G/HSPAのドコモやソフトバンクの電波網が利用可能です。auはCDMA方式なので、蚊帳の外です。山間部などで利用されているドコモFOMAプラスエリアは、800MHz帯です。ちなみに、私は2012年に米国Google Play Storeで購入しました。この時期のモデルは、デフォルトではFOMAプラスエリアに対応していません。2013年に日本発売されたモデルは対応しています。FOMAプラスエリアが気になる方は、日本発売モデルが無難です。また、公式にはありませんが、ダイヤラーからのコマンド入力で、LTEが設定可能です。ただし、ドコモXiとはBandが合致しません。- GSM/UMTS/HSPA+
- GSM/EDGE/GPRS(850、900、1800、1900 MHz)
- 3G(850、900、1700、1900、2100 MHz)
- HSPA+ 42
ドコモ通話用SIM
まずはドコモ通話用SIMカードを試します- 「設定」→「無線とネットワーク」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「通信事業者」→「利用可能なネットワーク」→「ネットワークを検索」→「NTT DOCOMO」
動作確認で、無事、通話ができました。
ドコモMVNO IIJmio
次にSIMカードを入れ替え、データ通信用のIIJmioのSIMカードを試します。ドコモ系SIMカードを入れると、デフォルトでspモードやmopera UといったAPNが出現します。ちなみにドコモ本家のデータ通信で使う場合、プロバイダーはmopera Uになります。キャリアメールを使うとしたら、iモードネット&iMoniになり、スマフォ黎明期に戻った感じです。- 「設定」→「無線とネットワーク」→「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「新しいAPN」
- 名前→「IIJmio」と入れました。ここは何でもいい感じです。
- APN→「iijmio.jp」
- ユーザー名→「mio@iij」
- パスワード→「iij」
- 認証タイプ→「PAPまたはCHAP」
セルスタンバイ問題
「設定」→「電池」→「セルスタンバイ」をみると、圏外時間が発生しています。バッテリーの消費量を注意深く見ていく必要があります。ただ、最近は対策も打てるので、昔ほど心配することではありません。対策としては、以下のようなものが考えられますが、とりあえず、使ってみて様子を見たいと思います。
- 単に表示の問題で、バッテリーライフなど実用面に支障をきたさなければ、気にしないで使う。
- Nexus 4の手術をして、表示できるようにする。
- IIJmioのSMSオプションや、ドコモ128KやDTIのような、SMSが使える通信サービスにする。
携帯電話はキャリアによるベンダロックインが顕著に見られるサービスです。SIMロックは、物理的なロックイン効果があります。2011年より、ドコモやソフトバンクの一部機種でSIMロック解除の手続きができるようになりました。販売者の都合でロックを掛けておいて、それを解除するのにユーザーから手数料を徴収するのは、おかしいと思います。その他に、キャリアメールに代表されるアプリケーションサービスや、2年縛りの契約といった法的なロックイン、これらは複雑に絡み合っていて、解きほぐすのは容易ではありません。これで、キャリアメールに続き、端末購入もキャリアのロックインから外せました。
ベンダロックイン