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Google アドセンス のA/Bテストをやってみた。

 Google アドセンスには、いつもお世話になっております。読者様には、それ以上にお世話になっております。さて、意思決定には、勘や何となくになってしまうことも多いのですが、A/Bテストというものがあります。

よくマーティングの検証で使われていますが、A/Bテストを実施すると、定量的なデータにもとづいて、意思決定ができます。そこで、Google アドセンスのA/Bテストを、実施してみることにしました。


目的

サイドバー右上段は、レクタングルの広告位置として、鉄板位置です。300×250の広告サイズが、一般的によく利用されています。従って、訪問者にとって、違和感なく視認できる広告ユニットといえます。一方、Googleアドセンスに導入された新しい広告サイズで、300×600の広告サイズがあります。レクタングル中と幅は同じで、2.5倍ほど縦長です。従来の広告ユニットと比べ、大きなサイズなので視認性が高いのが特徴的です。しかしながら、その大きさゆえ、訪問者に違和感を持たれる可能性も否定できません。そこで、A/Bテストを実施して、広告サイズでどの程度違いがあるかを検証したいと思います。

  • 広告位置:サイドバー右上段
  • 期間:7日間
  • テストパターンA:レクタングル中:300×250サイズ
  • テストパターンB:スクイクレーパー大:300×600サイズ

注意事項

アドセンスの広告コードを改変すると、ポリシー違反になります。しかしながら、A/Bテストを実施する場合など、コード改変が一部認められています。それと、相応な母集団と検証事項を絞込むことが必要になります。所与となる他の条件を一定として、というやつです。また、あまり複雑にすると、技術的に無理ゲーになります。意思決定をどうするかは、次の課題になるので、まずはシンプルにデータを拾い出すことに専念します。



A/Bテストのスクリプトタグ作成


  • 該当する広告ユニットのコードを、テストパターンAとテストパターンBの2種類取得します。
  • 使用するのは、パブリッシャーIDとアドセンススロットIDです。
  • 取得した広告ユニットをカスタムチャンネルに追加します。

<script type="text/javascript">
    var random_number = Math.random();
    google_ad_client="ca-pub-16桁の数字"
if (random_number < .5){
google_ad_slot="テストA AdSence slot ID 10桁の数字"
google_ad_width="300"
google_ad_height="250"
    } 
else {
google_ad_slot="テストB AdSence slot ID 10桁の数字"
google_ad_width="300"
google_ad_height="600"
    } 
</script> 
<script type="text/javascript" src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js"></script>
作成したスクリプトタグを該当位置に貼ります。Jave Scriptでランダム変数を50%に設定します。これで、テストAとテストBの表示が、50%ずつになります。広告位置は変えず、一定の期間内の同条件で、広告サイズの効果を測定します。

検証結果は、掲載している広告サイズで、察していただければ幸いです。サイトが置かれた個々の環境によっても、検証結果は異なります。A/Bテストを実施する最大の効果は、もやもやが解消することです。

増補改訂版 グーグル・アドセンスの歩き方
グーグル・アドセンス研究会 編 ダイヤモンド社 2011-09-30
by ヨメレバ
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