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IP-Phone SMART はおトク? 050plus ドコモバリュープラン と料金比較してみた。

2012年5月15日よりスタートしたフュージョン・コミュニケーションズのIP-Phone SMART、早速登録しました。
β版だけあって、まだまだ発展途上といった感じですが、基本料金が無料で、通話単価が30秒8.4円、キャリアに依存せず番号が使えるのはとっても魅力的です。手持ちのXPERIA X10 ver2.3で動作確認したので、今後、このサービスをどう使うか検討したいと思います。まず、通信サービスは「価格差別」が高いので、料金をシュミレートします。価格差別については、「スタバではグランデを買え! 」の影響をモロに受けました。

私はドコモバリュープランを通話で利用しているので、050 IP電話各社の通話料金とを比較しました。左側はタイプ別のドコモバリュープランです。ピンク色のセルが、該当する通話時間での最安の選択です。
  • 通話単価はプランSSの場合、42円/分(21円/30秒)です。プランLLの場合、15.75/分(7.875円/30秒)になります。
  • 無料通話分はプランSSの場合、1,050円分、プランLLの場合、11,550円分付与されます。


グラフにすると、こんな感じです。横軸は無料通話分でカバーできる通話時間です。通話料金が逓減していくのが見て取れます。プランの基本使用料を高くすると、付与される無料通話分が多くなり、かつ、通話単価が下がります。したがって、通話料金が、通話時間に対して、段階的に逓減していくイメージです。
一方、今回加入したIP-Phone SMARTは、通話単価16.8円/分(8.4円/30秒)なので、45度の角度で右肩上がりの直線になります。なんか、経済学の講義みたいです。
両方のグラフを重ね合わせると、このようになります。すると、250分で一度交わり、400分あたりから両者が逆転していることが分かります。つまり、月400分以上通話を使うヘビーユーザーは、ドコモのほうがおトクということになります。なんか、意外な感じですが、ただし、利用時間を予め予測して、通話プランを適切に選択した場合に限ります。一般的なユーザーの利用方法、2~3日に5~10分の通話を数回(月100分程度)といった利用なら、IP-Phone SMARTの方がおトクです。


さて、どう使うかですが、IP-Phone SMARTは、緊急電話はできません。また、通話品質がデータ通信の回線状況や端末の性能といった環境に大きく依存します。やはり、安定して利用できる携帯電話回線、ガラケーは必要だと思います。050 IP電話は、スマーフォンやタブレットをデータ通信用のSIMで運用していて、個人用のちょいとした通話をしたい時に、威力を発揮します。VoIPのプロトコルを通す回線、特に低料金のデータ通信回線であれば、節約効果も期待できます。


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