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マネックスグループ株式会社(証券コード8698)2012年株主総会に行ってきました。


平成24年6月23日招集のマネックスグループ株式会社(8698)の株主総会に行ってきました。会場は神宮外苑の日本青年館です。例年、土曜日に開催されるので、出席しやすいです。昨年はグローバルビジョンの説明や創業以来の松本CEOの女房役?工藤取締役が退任され、転換期の印象を受けました。今年の総会は、昨年の大型M&Aの成果を、顧客にどのような形でサービス提供し、収益化していくのかがテーマでした。

株主還元策は、一定の配当性向を維持し、自己株式の取得を含めた総還元性向を目標としている。経営判断として、株主資本配当率(Dividend on equity ratio)1%を維持する。株主資本配当率は聞きなれない指標ですが、マネックスらしいなと思います。

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ガバナンスは、議案である取締役の員数を9名とし、奇数に戻すことで、多数決による意思決定を明確にする。面白いなと思ったのは、取締役の員数を株主総会の決議にしていることです。買収防衛策として、株式の大量取得者が取締役を選任するには、現取締役の誰かを解任しなければならない。取締役会に送り込んで、会社の意思決定を掌握するまでに、いくつかの段階が必要である。ポイズンピルやホワイトナイトはないけれど、これは唯一の買収防衛策ということでした。
総会のお土産は、合皮カバーのメモ帳とタオルでした。休憩中にお茶とお菓子が用意され、うわぁ~と群がる株主様・・・私もその一人ですが、お腹すくんだよな~。
隣のグランドでは、消費税増税反対で盛り上がっていました。オンライン証券各社で株式譲渡益課税の特例を延長させるキャンペーンを行うそうです。いよいよ一揆な雰囲気になってきました。

松本CEOの説明は丁寧で分かりやすいです。しかしながら、自動売買システムや、米国株、商品先物などのサービスは、信用取引をかたくなに導入しなかった頃のマネックス証券からは、想像つかないというか、不思議な印象がしました。顧客に学習の機会とサービスの説明をもっとするべきかなと思います。これまで、個人投資家にはアクセスしにくかった先端的な金融サービスを、手頃な値段で提供してきたので、長期的には正しい方向性だとは思います。


by カエレバ
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