解約の理由
- 2011年7月にショートメール(SMS)が、キャリア間で使えるようになった。
- ショートメールは電話番号しか知らない相手でも、メッセージを送れるため、利便性が高い。
- SPモードメールはMMS規格ではないので、専用アプリが必要である。
- SPモードメールのアプリは容量が大きく、メモリが不足気味になるため、他のアプリのインストールや動作に影響がある。
- SPモードメールはISP指定のため、WiFiやMVNOでは使いにくい。
- SPモードメールはローカル保存なので、クラウド同期による複数端末の連携がしにくい。
- メッセージ系の通信は、Facebook、Skype、LINEなどで代替可能なうえ、クラウド同期できるので利便性が高い。
そこで、ガラケーでiモードメールを使い、スマートフォンやPCではドコモwebメールで見ていました。しかしながら、ドコモwebメールが2012年8月27日でサービス終了するため、未練がなくなりました。ユーザーがここまでして使おうとしているのに、なんてことをするのか。もはや、月額315円のコストセンターとなっています。
解約する前に準備したこと
- 解約するための準備期間を設ける。
- その間、友人とはなるべくショートメールやSNSのメッセージアプリで連絡をとる。
- キャリアメールで登録してある会員サービスや認証を他のアドレスに変更する。
- キャリアメールのアクティブ性を下げる。
- キャリアメールを自然消滅させる。
スパッと辞めても良かったのですが、10年以上使っていたアドレスなので、愛着もあります。昨年から、ショートメールのキャリア間接続が可能となり、友人とはショートメールやSNSのメッセージアプリで連絡をとるようにしてきました。少しずつ、キャリアメールのアクティブ性を下げ、アドレスの自然消滅を狙いました。XPERIA X10にした当初、SPモードはなく、iモード.netを契約して、神アプリIMoNiを使っていました。今ではいい思い出です。その頃から、「そこまでして使うのもどうかな?」と疑問が芽生え始め、SPモードメールのお陰で、ふんぎりがついたのは事実です。せめて、アクセスポイントを公開したMMS規格なら考え直していたかもしれません。
現在の通信環境
- ガラケー:SO902i:ドコモバリュープランSS・eビリング(880円)
- スマートフォン:XPERIA X10:IIJmio高速データD(945円)
鉄板のiモードでしたが・・・
1999年に始まったiモードは、広末涼子さんのCMで未来を感じさせるサービスでした。当時、インターネットやメールはPCを使うしかなく、しかも、通信料金や機器は高価でした。iモードは、全国どこにいてもメールを送受信でき、月額300円(その後210円)と安価でしたので、飛びついて利用しました。ネットとメールの世界に、価格破壊を引き起こしたようなものです。2012年になって、スマートフォンが普及し、MVNOが価格破壊を起こしています。iモードメールは、この10年の出会いと別れ、その全てを記録してくれました。でも、独自仕様なので、今ではそれを見ることすら叶いません。グローバルな規格競争に敗れた、象徴的とも言えるガラパゴスなサービスですが、ひとつの時代を感じます。
長い間お世話になりました。iモードありがとう。
長い間お世話になりました。iモードありがとう。