会場は東京の中野サンプラザです。吉野家ホールディングスのグループ代表は、河村泰貴氏です。40歳前半の若き社長です。グループ会社「はなまる」を立て直した経営手腕に、注目が集まっています。
しかしながら、ここ数年、吉野家の株価は今ひとつさえません。
EPS(1株あたり利益)は、配当出すのも、やっとこさの状況です。
- 売上高=客数×客単価
そこで、打ち出された価格戦略が、この牛丼並盛280円です。2003年以来のお値段で、これが一時的なプロモーションではなく、常時このお値段です。もちろん、当時と比べて、為替レートが円高であること、アメリカ産牛肉の供給が安定していること、”ともちん”が華原朋美でなく、板野友美であることなど、外部要因に違いがありますが、思い切った施策だと評価できます。主力事業のなかの主力商品で、勝負をかけています。
2013年4月の月次報告です。その結果、見事に客数を回復し、既存店並びに全店で111~114%台のインパクトのある数字となりました。
吉野家ホールディングスは、1株だけですが、もう10年近く、株を持たせていただいています。カリスマ、安部修仁氏は、現在会長職で、壇上で河村氏を見守る形でした。質疑応答の最後の方で、質問に答える形で発言されましたが、やはり、安倍氏の発言はしっくりくるなという印象でした。抑えにカリスマ投手を持った、エースの河村氏、これから期待したいです。
吉野家ホールディングス 2014年株主総会にいってきました。 | サイゴンのうさぎ :
ダイヤモンド・ザイ編集部
ダイヤモンド社 2010-03-19
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