ちょっとがっかりだったGoogle I/O 2013ですが、ラリー・ペイジ氏のストーリーテラーのような、語りかけるスピーチは聴き応えありました。AndroidやChromeデバイスの先走った進化ではなく、基本を大切にといったところでしょうか。それはさておき、今回発表されたGoogleのアプリケーションサービスは、なかなかのものです。ほぼ毎日使わせて頂いているキラーコンテンツ、Google Play Musicもアップデートされました。
Google Play Music All Access
Android版です。アクセスしてみると、「Google Play Music All Access」の画面になります。興味津々で突撃したいところですが、解約忘れて課金されそうなので、ここは、とりあえずスワイプ・アウェイです。
- Exploreタブから、すべての配信曲にアクセス可能
- お値段、$9.99
- 2013年6月30日まで申し込むと、$2ディスカウントされて、$7.99
- 30日間は無料
ナビゲーション
ユーザーインターフェースが一新され、最近流行りのスライド型のメニューバーになりました。
Listen Now
Android版の「今すぐ聴く」タブがI/Oで紹介されていた「Listen Now」です。
Listen Nowでは次に再生する曲が簡単に見つかります。再生するほど、Listen Nowのすばらしさを実感できます。
とあります。自分がアップロードした曲を、Googleから「Listen Now」と言われても、違和感ありますが、ラジオ局な印象です。
「最近再生したアイテム」とか「最近購入したアイテム」といった何やら属性が付いています。新着だけでなく、どうやら何らかのアルゴリズムでリコメンドするようです。Listen Nowのフレーズは、まるでJ-WAVE（東京のFM局）な感じですが、ナビゲーターのクリス・ペプラーさんとか、ピストン西沢さんのアルゴが組み込めると、違った面白さになります。
マイライブラリー
「マイライブラリー」タブから、ジャンル、アーティスト、アルバム、曲といったこれまでのタブにアクセスできます。アルバムアートは既存のものですが、サムネイル表示がどこかのデータベースを参照しているようです。これは良いです。アヴリル・ラヴィーンの艶やかさが伝わってきます。ちなみに、この「キューに追加」は、次の再生待ちの曲に指定されます。
プレイリスト
「プレイリスト」タブからインスタントミックスが作成できます。おすすめに森田童子がなぜかいます。不気味な感じです。
ショップ
「ショップ」タブから、Play Musicストアにアクセスできます。本日の無料音楽に、簡単アクセスできます。毎日のぞいてポチっているだけで、お腹いっぱいなライブラリーになります。
バージョンは、v5.0.1026Jになりました。
Web版
Web版です。これも、Listen Nowからスタートです。こちらもサムネイル下段に「Recently added」「Recently played」「Free from Google」など、その曲の履歴が表示されています。
ヘビーローテーション化した曲は大きく表示されています。どうも、私はYUIと渡辺麻友が好きなようです。そのうちGoogle+から、「サークルで静かなブーム」とか、「あなたの友達が好きな曲」とか、余計なリコメンドのアルゴリズムも表示されるかもしれません。
バージョン5.0.1026Jは、全体的にオサレで軽くて使い易い印象です。イメージカラーのオレンジで統一感がでました。待望のChromebook、Chromeブラウザからのアップロード機能はお見送りです。
